=================================================================== RCS file: /home/cvs/OpenXM/doc/Attic/genkou19991125.tex,v retrieving revision 1.112 retrieving revision 1.115 diff -u -p -r1.112 -r1.115 --- OpenXM/doc/Attic/genkou19991125.tex 1999/12/28 08:49:03 1.112 +++ OpenXM/doc/Attic/genkou19991125.tex 1999/12/28 18:47:12 1.115 @@ -1,6 +1,6 @@ \documentclass{jarticle} -%% $OpenXM: OpenXM/doc/genkou19991125.tex,v 1.111 1999/12/28 08:02:49 tam Exp $ +%% $OpenXM: OpenXM/doc/genkou19991125.tex,v 1.114 1999/12/28 14:53:40 tam Exp $ \usepackage{jssac} @@ -451,6 +451,7 @@ OpenXM 規約の CMO 形式の定義は OpenMath 規約の content また, 共通データ形式と数学システム固有のオブジェクトとの変換は OpenMath 規約の Phrasebook と同じアイデアを用いている. + \item NetSolve http://www.cs.utk.edu/netsolve/ @@ -462,41 +463,37 @@ NetSolve はクライアント・サーバ型の分散システムであり, タベース的役割を果たす. また Agent によって負荷分散が可能になる. 現在 の NetSolve は RPC を基礎にして実装されている. + \item MP (Multi Project) http://symbolicnet.mcs.kent.edu/SN/areas/protocols/mp.html -数学的オブジェクトのコンピュータ上での表現方法を扱うプロジェクト. -MP では数学データを構文木を用いて扱い, -その構文木のバイトストリームへの変換方法について規定している. -RPC や OpenXM, 後述の MCP 等, 各種の数学ソフト間での -情報交換に用いることが考えられる. -%速度的な配慮もしており, 並列計算に用いることも -%考えられている. -現在すでに C 言語によるライブラリが実装されており, -Common Lisp による実装も行なわれている. +数学的なデータの表現とバイト列への変換方法を提供するプロジェクト. +このプロジェクトでは, 数学ソフト間で数学データをやりとりする際の +バイナリ表現を規定している. +MP は数式を構文木の一種で表しており, OpenMath と同様, +異なる種類の数式処理システム間で異なるオブジェクトに取り違えられないよう, +情報を付加できるようになっている. +また, 変換されたデータはデータ長が小さくなるよう考慮されており, +ファイル や TCP/IP 等に読み書きすることが考えられている. +しかし, これらに限らず, OpenXM や MPI, MCP(後述) 等に利用することも考えられる. +すでに C 言語によるライブラリが提供されており, +GNU Common Lisp による実装も計画されている. - -%数学的なオブジェクトのバイト列による表現を目的とするプロジェクト. -%%MP は数学的なデータを構文木を用いて表し, -%科学技術計算を行なうソフトウェア間での情報交換に使えるよう -%設計している. -%この表現は通信方法に依存しないが, 速度面に配慮しており, -%並列計算に使用することも考えられている. -%すでに C 言語で利用可能なライブラリが提供されており, -%現在は Lisp による実装も計画されている. - \item MCP (Mathematical Computation Protocol) http://horse.mcs.kent.edu/\~{}pwang/ 数学的な計算を行なうための HTTP に似たプロトコル. クライアント・サーバ -モデルを採用しており, ピアツーピアのストリームコネクションを行なう. 交 -換に用いられる数学データの表現方法についての規定はない. したがって数学 -的なデータの表現には MP や OpenXM で定められたものを利用する. 実際, 数 -学データの表現に OpenMath の XML 表現を用いた実装があり, GAP と Axiom の -間で通信が行われている. この場合 MCP によって送信されるデータは, 本文に +モデルを採用しており, +ピアツーピアのストリームコネクションを +行なう. +交換に用いられる数学データの表現方法についての規定はない. したがって数学 +的なデータの表現には MP や OpenXM で定められたものを利用することができる. +実際, 数学データの表現に OpenMath の XML 表現を用いた実装があり, +GAP と Axiom の間で通信が行われている. +この場合 MCP によって送信されるデータは, 本文に OpenMath 形式で数式を記述したテキストである. \end{itemize}