%% $OpenXM: OpenXM/doc/OpenXM-specs/project.tex,v 1.1 2000/01/20 08:52:46 noro Exp $
//&jp \section{現在検討中の機能}
//&eg \section{Projects in work in progress} (This part has not been translated.)
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\subsection{ OX DATA with Length の構造 }
Digital signature 付の {\tt OX\_DATA} は
ヘッダ {\tt OX\_DATA\_WITH\_LENGTH }で, はじまり, CMO がきて,
それから, 終りのマークおよびデジタル署名がくる.
この形のデータを {\it secured OX DATA} と呼ぶ.
\begin{verbatim}
#define OX_SECURED_DATA 521
\end{verbatim}
\noindent
\begin{tabular}{|c|c|c|c|c|} \hline
{\tt int32 OX\_DATA\_WITH\_LENGTH} & {\tt int32} {\rm serial}
& {\tt int32} {\rm size}
& {\sl CMObject} {\rm o} & {\it tail} \\
\hline
\end{tabular}
{\tt size} フィールドに 値 -1 が入っている場合この情報を無視する.
{\it tail } は次のように定義する.
\\ \noindent
\begin{tabular}{|c|c|c|} \hline
{\tt int32 CMO\_START\_SIGNATURE} & {\tt int32} {\rm size}
& {\it signature} \\
\hline
\end{tabular}
ここで, {\tt size} はバイト列 {\it signature} 部の長さ.
{\it signature} は, Hash 関数を用いた, {\it CMO data}
にたいする, デジタル署名をいれ, 不正な serialized object
を検出する.
Tail の {\tt size} フィールドが 0 の場合, デジタル署名部はない.
クライアント, サーバの実装には次の3つの選択がある.
\begin{enumerate}
\item {\tt OX\_DATA} のみを用いて CMObject を送る (mathcap 付).
\item {\tt OX\_SECURED\_DATA} のみを用いて CMObject を送る.
\item {\tt OX\_DATA} および
{\tt OX\_SECURED\_DATA} を混在して
使用できるようにする.
\item {\tt OX\_DATA} のみを用いてかつ mathcap も用いない(一番高速).
\end{enumerate}
1 の短所は, mathcap の実装が不十分で,
理解できない CMObject をうけとると,
以後の CMObject は理解できなくなる.
1 の長所は, 長さフィールドの計算を
おこなわないため, データを送り出す側に負担がかからないことである.
2 の長所は, mathcap の実装が不十分で,
理解できない CMObject をうけとっても,
長さフィールドを用いて, 通信回線のダウンを
防ぐことができる.
2 の短所は, 長さフィールドの計算を
おこなうため, データを送り出す側に負担がかかることである.
現在のすべてのサンプルサーバは, 1, 4 のみを実装している.
mathcap の交換はセッションの開始時点で必須という訳ではない
ことに注意されたい.
たとえば,
モード 4 で通信して,
それから,
mathcap を交換して,
モード 1 へ移行することも可能なように実装すべきである.
\subsection{サーバスタックマシンはローカルな拡張機能をもってよい}
\begin{verbatim}
#define CMO_PRIVATE 0x7fff0000
\end{verbatim}
{\tt CMO\_PRIVATE} = {\tt OX\_PRIVATE} = {\tt SM\_PRIVATE}
よりはじまる, 0x10000 個の ID は, private 領域として予約されている.
各サーバの開発者間で表現方法につきまだ合意がないような, CMObject,
OX Message, SMobject を表現するために使用する.
\subsection{MathLink や open math などの通信規約の実装}
Open asir, open sm1 と Mathematica の用いている MathLink や
Open Math (\cite{openmath})
プロトコルを変換するための
ライブラリやサーバを用意すれば, {\tt asir} や {\tt kan/sm1} の
内部構造を理解することなしに, これらに準拠したシステムと通信できる.
\subsection{共通スタックマシン言語}
CMO に付随した, たとえば, Integer 32 に対する,
add, sub, mul, などの基本的な計算は {\tt SM\_executeFunction}
で全てのシステムで実行できるように検討している.
スタックマシンの制御構造についても検討している.
*/